ブランズ横浜十日市場:大型案件の狭間にメジャー企業が送る邸宅

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基本情報

ブランズ横浜十日市場https://sumai.tokyu-land.co.jp/branz/bz-tokaichiba/
キャッチコピーここに、端正なる私邸。
売主東急不動産
総戸数/階層65戸/7階建て
住所横浜市緑区十日市場町845番6(地番)
駅距離JR横浜線 「十日市場」駅(徒歩8分)
竣工時期2021年1月
平均価格/平均坪単価(*1)4,500万円台/200万円台
(*1)マンションエンジン(https://www.manen.jp/mansion/109248より引用

変わりゆく団地の街

十日市場の相場は高くない。JR横浜線のみの駅力の低さ、丘に林立する団地、多くの自然が残る垢抜けないイメージ。そうした街の姿も、横浜市の再開発事業とともに変貌しようとしています。まず19年8月には総戸数311戸のドレッセ横浜十日市場が駅徒歩7分の地に竣工。さらに、その隣地には総戸数256戸のグレーシア横浜十日市場の建設が進み、わずか4年の間に2件の大規模物件が誕生。新たな街のシンボルとして花開く予定です。

そんな中、上記の両大型物件とは2~3ブロック離れた場所に、東急不動産さんが手掛ける総戸数65戸のブランズ横浜十日市場が今年1月に竣工しました。先行したドレッセ横浜十日市場は、311戸の大規模マンションながら坪単価200万円台という破格の安さで庶民のハートを掴み、見事に完売。当物件も、東急不動産のブランドネームがありながら、同じく坪単価200万円台の競争力を武器に順調に捌けています。本稿執筆時点での空室はわずかに6戸。今更レビューもありませんが、後に控えるグレーシア横浜十日市場との比較を念頭に記事をまとめました。

ブランズ横浜十日市場
山下長津田線側から見た物件外観

大型物件とは距離を置く好立地

十日市場は駅の南側に商業施設が集結しているため、ドレッセ横浜十日市場とグレーシア横浜十日市場の両大型物件と同様、当物件も生活に便利なポジションにあります。駅距離では両大型物件にわずかに劣り、物件北側を走る山下長津田線の交通量がわずかに気になるものの、あらゆるハザードマップに引っ掛からない十日市場駅南側の安全なエリアに位置します。

ブランズ横浜十日市場マップ
物件公式サイト(https://sumai.tokyu-land.co.jp/branz/bz-tokaichiba/map/)より引用、一部改変

下図のように、物件のほとんどの部屋は見事に南西向き。道路の向こう側にはそれほど背の高い建物もなく、良好な陽射しを享受できます。まだ売れていない最高価格のLrタイプ(4LDK)の部屋は、下図のAタイプとBタイプの6階部分にまたがるように位置し、さらにルーフバルコニーを備える贅沢仕様。全体としては総戸数65戸の物件に相応しく、派手な共用部はないものの、東急ブランドらしい重厚感のあるエントランスが住民を迎えます。

ブランズ横浜十日市場プラン
物件公式サイト(https://sumai.tokyu-land.co.jp/branz/bz-tokaichiba/concept/)より引用、一部改変

間取をチェック!

D type

こちらは3LDKのDタイプです。現状、4階のモデルルーム一部屋しか空室がなく、家具付きでの抽選販売を受付中です。申込締め切りが5/14(金)正午まで。同日13時より抽選会となっていましたので、本稿を見てから買いに向かっても残念ながら間に合いません(><)

まず廊下側の一隅(図の左上)に小さなトランクルームが備えられていることに気づいていただけましたでしょうか。一部の住戸のみですが、このように戸外に無料の収納が設けられています。お部屋は典型的な田の字型。縦型リビングを採用し、洋室(3)との間の引き戸を開閉すれば、部屋数を調整できる仕組みになっています。いわゆるアウトフレーム工法で柱が部屋の外にあるため、リビングと洋室(3)は特にきれいな形をしています。洋室(1)と(2)は一部柱の影響を受けますが、部屋自体は使いやすい形状です。収納は洋室(1)と(3)を見ればお分かりのように、ダブルウォークインクローゼットで余裕十分。

ブランズ横浜十日市場Dタイプ
物件公式サイト(https://sumai.tokyu-land.co.jp/branz/bz-tokaichiba/plan/)より引用

キッチンにはディスポーザーが付きませんが、食洗機はあります。1418(1.4 m×1.8 m)の標準サイズのバスルームは気合が入っていて、ミストサウナ付き。ただし、トイレはコストダウンが目立つタンク式で手洗いカウンターはありません。当物件は後述の通り価格設定が素晴らしいのですが、抑えるところは抑えて来ています。

Lrタイプ

現状最高価格のLrタイプは6階になりますが、86.17 m2と大変余裕のあるプラン。角部屋であるため嬉しい三面採光となり、どの部屋もかなりの明るさが約束されます。北窓のみとなる洋室(2)はやや暗めになりますが、これは致し方ないところか。収納はなんと3つのウォークインクローゼットに加え、ウォークスルークローゼットまで配備という途轍もない収納力。物を捨てられずにたまりまくるタイプの家庭に向くように思います。

このお部屋は広さや収納力には何らの不満もないのですが、図中の丸印の箇所にDEN(小部屋)ができていますね。設計の都合で余分な空間が出来てしまったので、何かアイディア出して使ってよという売主側のメッセージが見えます。物件内でも最高に余裕のある間取りなのですが、後述の通り販売価格が高く、なかなか手を出せる人がいないため残っているようですね。

ブランズ横浜十日市場Lrタイプ
物件公式サイト(https://sumai.tokyu-land.co.jp/branz/bz-tokaichiba/plan/)より引用

価格をチェック

今更販売価格も何も…という気もしますが、参考までに見ておきましょう。高層・贅沢仕様のLrタイプを除けば4,000万円台中盤から5,000万円台前半で買えます。Lrタイプの価格がすごいので、これはまだ少し苦労しそうです。

階層方角タイプ間取り専有面積価格坪単価
6階南西/北西/北東Lr4LDK86.17 m26,198万円237万円
4階南西D3LDK69.61 m24,558万円216万円
2階南西/南東J23LDK74.37 m24,798万円213万円
1階南西/北西Ac3LDK82.26 m25,298万円213万円
物件価格の例(当サイト調べ)※正確さは保証しかねます

周辺エリアの相場

十日市場は横浜市内では相場がかなり優しいエリアです。坪単価200万円台となると、最寄駅が単線利用で、各駅停車しか停まらないベッドタウンが主力になるイメージです。

エリア平均駅距離平均価格平均坪単価(*1)備考
十日市場7.0分4,326万円204万円
長津田5.1分5,176万円244万円
スーモ新築マンション2020.3.3号より引用、(*1)平均価格より算出

ランニングコスト

むむむ、なんだか妙にチマチマと課金されるシステムですね。管理費+修繕費+インターネット使用料+家族力プラス+コミュニティ形成費で19,865円~24,665円。最高値のLrタイプの部屋はルーフバルコニー付きなので、25,000円を超えます。この規模のマンションにしてはやや高い。機械式駐車場は26台を確保するも、現状空き台数ゼロ。車持ちの人は要注意です。

項目費用(月額・税込)備考
管理費10,700円~13,500円
修繕費7,600円~9,600円
インターネット935円
家族力プラス330円
コミュニティ形成費300円
専用庭800円該当する住戸のみ
ルーフバルコニー400円~600円該当する住戸のみ
機械式駐車場14,000円~19,000円26台、空きなし
バイク置場4,000円3台
駐輪場300円~800円79台
ランニングコスト(当サイト調べ)※正確さは保証しかねます

評価のポイント

ドレッセ横浜十日市場、グレーシア横浜十日市場の二大物件の間に登場した当物件ですが、安い価格設定には理由あり…という印象も受けます。総戸数65戸ではディスポーザーを付けるのはコスト的に難しかったのでしょうが、細かいコストダウン要素が散見されます。しかし、ここは十日市場。贅沢設備が何もかも揃っていて高コストになるくらいなら、お手頃価格の方を重視したい方が多いかと。そうであれば、ブランズの名を冠しながらも4,000万円代の部屋を数多く供給した東急さんの戦略が当たったと言えます。

後発となるグレーシア横浜十日町は、ドレッセや当物件よりも販売価格が高くなるとささやかれているほか、豪華すぎる共用部が管理費・修繕費を押し上げそうです。それよりは、大型物件の密集地から程よく距離を取り、プライベート感が増す当物件の方が合う方も少なくないと思います。

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