前回記事のご案内
物件の基本情報、ロケーション、販売価格などについては前回の記事をご覧ください。
いよいよ大詰め
物件の公式サイトを見ていただければ分かりますが、現在販売中のお部屋と間取り、販売価格が公開されています。当物件を記事にしたのは5月中旬でしたが、その時には建物内の事務所や商談室としてキープされていたお部屋も売値が付いていました。価格まであからさまに開示するのは割と珍しいと思いますが、せっかく情報があるので確認しておきましょう!
まずは物件の全体像をおさらいしますが、立地はJR横浜線「十日市場駅」の南口から徒歩8分です。十日市場駅は、ほとんど何もない北口に比べ、南口は便利な商業施設が集まっている点では高評価です。前回も掲載しましたが、全体プランは以下の通り。ほぼ全邸南向きで、西から東にかけてAタイプ~Jタイプという並びになっています。

販売価格
上の全体像を睨みつつ、価格を確認しましょう。下表にハイライトしたI1タイプとJ1タイプが新たに追加されたものです。J1タイプとJ2タイプを比べていただければ分かりますが、階層が1階違うだけで300万円も値差があります。商談室に使っていたので安くしまっせというお話でしょうか。
階層 | 方角 | タイプ | 間取り | 専有面積 | 価格 | 坪単価 |
---|---|---|---|---|---|---|
4階 | 南西 | D | 3LDK | 69.61 m2 | 4,558万円 | 216万円 |
2階 | 南西/南東 | J2 | 3LDK | 74.37 m2 | 4,798万円 | 213万円 |
1階 | 南西/北西 | Ac | 3LDK | 82.26 m2 | 5,298万円 | 213万円 |
1階 | 南西 | I1 | 3LDK | 70.72 m2 | 4,298万円 | 201万円 |
1階 | 南西/南東 | J1 | 3LDK | 74.37 m2 | 4,498万円 | 200万円 |
4階のDタイプは家具付きモデルルーム販売住戸で、5月中旬に申込締切・抽選販売だったのですが、売れなかったんですかね。ううむ、あっさり売れるようなことを聞いた憶えがあるんですが、気のせいでしたか。
なお、前回と比べると、ルーフバルコニー付きで物件内最高価格だったLrタイプ(6,198万円)が売れていました。この手のプレミア付きの住戸は比較的早期に売れるイメージでしたが、当物件では時間が掛かりましたね。
間取をチェック!
では、新たに追加された間取りからJ1タイプをピックアップしましょう!
J1 type
バルコニーは南西向きですが、角部屋ですので南東側にも窓が付きます。ただし、南東側に駐輪場への通路が創られているので、人通りが気になるかも知れません。なお、J1タイプは1階住戸ですが庭付きではありません。

当物件は逆梁工法なので、柱が住戸の外に出ています。その結果、リビング、洋室(2)が整った形をしていることに加え、掃き出し窓側には梁が出ません。そのおかげで大きな掃き出し窓が取り付けられており、明るさを十分に確保できます。
縦型リビングの住戸なので、大抵はリビングと洋室(2)の間がウォールドアになっていて、ウォールドアの開閉により部屋数・リビングの広さを調整できるものなのですが、J1タイプはそうではないですね。この仕様だと縦型リビングの長所が生きないので、ここはウォールドアの方が好まれる気がします。
70 m2台中盤のサイズが物を言って洋室はすべて5畳以上を確保できているのですが、洋室(1)、(2)、(3)ともに、南東の腰高窓側の天井に梁が大きく出ています。見た目よりも空間の広がりを感じにくいかも知れません。
収納は洋室(1)にウォークインクローゼット、洋室(2)と(3)にクローゼット。さらに1.9畳もの大きさの納戸があるので十分でしょう。ただし、洋室(3)のドアがクローゼットの扉に掛かってしまう点はイマイチですね。洋室(3)は十分余裕があるので、ここは引き戸にして欲しかったところ。
キッチンは既報の通り食洗器が標準装備ですが、ディスポーザーはありません。トイレも従来型のタンクトイレ。バスルームはミストサウナ付きで頑張っているところは評価できますが、タオルハンガーが1本だけだったりと、節々にお値段なりの仕様を感じます。
J1タイプの管理費は11,700円(平米単価157円/m2)、修繕費は8,300円(112円/m2)ですが、インターネット利用料(935円)、コミュニティ形成費(300円)、家族力プラス使用料(330円)と追加されて合計では21,565円です。
評価のポイント
「ブランズ」ブランドで70 m2台中盤のサイズ、そして4,500万円を切るお値段と言ったところは高評価も、お値段的に豪華仕様にできなかった点も散見されます。見どころはある物件なのですが、ドレッセ横浜十日市場レジデンス(61戸、22年9月中旬竣工予定)、グレーシア横浜十日市場(256戸、23年3月上旬竣工予定)と設備仕様が良さげな後続が出てきている点では様子見となりやすい状況でしょうか。全戸供給済みとなりましたし、早期に完売すると良いですね!
なお、当物件は現在駐車場の空きがないので、車持ちの方はご注意ください。