はまりぶコラム①不動産屋の謎ランキング

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買って住みたい街。戸塚はかつてナンバー1だったんだぜ

住まいを買いたい人の間でアンケートを取ったら首都圏1位が戸塚だったと聞かされて、「分かる! そうだよね!」となる人は何人いるんでしょうか。数年前、LIFULL社が公表した「首都圏買って住みたい街ランキング(2018年)」で栄えある第1位に輝いたのはなんと戸塚でした。な、なんじゃこれは。横浜市には押しも押されぬ人気エリアがたくさんあるんですが、それはドコへ? いやそれより、東京都の有名エリアも差し置いて戸塚が1位ってコレ本当?

この2018年版のランキングでは、横浜市からベスト10入りしたのは首位になった戸塚のみ(9位に藤沢市)。ところが、2019年版では早くも二桁順位の11位に後退。2020年版ではさらに14位と順位を下げ、2021年版ではとうとう28位となりました。この数年の間に全体のトップを取り、あっけなく落ち込むとはすごいな戸塚。まるで成功者の象徴ともてはやされながら2019年の台風19号で浸水したタワマンが連日報道され、一躍事故物件となった武蔵小杉のよう…。

発表年2018201920202021
戸塚の順位1位11位14位28位
LIFULL社「首都圏買って住みたい街ランキング(2018~2021)より作成

ともかく、この手のランキングはデータのとり方次第で何とでもなってしまうところが困りもの。全国的に有名でもない都市がいきなり首位に躍り出て、大した理由もなく急速にフェードアウトっていうのも不自然極まりなく、何らか見えない力でランキングを操作できるんじゃないかと勘繰ってしまいますね。

それが事実かどうかは別として、不動産屋はこの手のランキングは変動が激しいことを知りながら、都合が良い時だけ乗っかってきますので注意が必要です。実際に、2021年版の順位の公表は今年2月9日ですが、28位ではアピールにならないためか、某所のモデルルームでは未だに2年前のランキング(11位)を使っていたりします(2021年4月現在)。ちなみに、こちらのモデルルームの方に戸塚が大人気ってホントなのと聞いてみましたが、「買って住みたい街」という集計方法なのであり得ると仰られました。なるほど? 単に「住みたい街」だと予算度外視で憧れエリアになってしまうけど、「買って住みたい街」なら現実路線になるということなのかな?(分かったような分からんような…。)

まあしかし、こういう情報は受け取る側にも問題があります。私たち日本人はランキング好きと言われますが、数年間で激変するものに振り回されて何か良いことがあるのでしょうか。自分が住む街は自分の目で見て調べ、実際に歩いて空気を感じてみましょう。

そうそう、手間を惜しんではいけません。お子さんが通う小学校まで歩いてみたり、駅から物件までの道を夜中や雨の日に歩いてみたりすることで、より満足のいく物件が見つかるのです。平日と休日では、街の表情がすっかり違うかも知れませんよ。むしろそこがいいじゃないですか。さぁ、早速フィールドワークに出かけましょう!

横浜を愛するみなさまに届けー!
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