はまりぶコラム⑩:結局、住んでいい街はどこにある?

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人口流入は一つの答え

自分の住まいを決める際に最も大切なポイントとは何でしょうか。駅距離、大型商業施設、子育て環境、学校や病院の充実度、治安、災害の少なさ、街のブランド、昔ながらの商店街、緑の多さ、住宅設備、売主の信頼性…、まぁとにかくいろいろな評価項目があります。

いずれも大事なのですが、より広い視点で見れば、自分が住みたいと思うエリアへの人口流入の多さに注目すべきだと考えます。若い世代の転入者が多く、たくさんの子供がいて活気に溢れ、世代交代が上手くいっている街こそが良い街・良いエリアと言えるでしょう!

総論ではそうだと感じても、今一つピンと来ない方もいらっしゃると思います。もしそうなら、下表の数字をご覧ください。統計なのである程度都合の良い数字を選び出していますが、2010年から2020年までの10年間に横浜市の各行政区の人口がどのように変化したかを見てみましょう。

行政区2010年人口2020年人口増減率
西区93,022103,985111.8%
港北区325,659353,620108.6%
鶴見区270,607292,975108.3%
都筑区212,642199,098106.8%
神奈川区230,400245,036106.4%
緑区182,495176,176103.6%
戸塚区273,434280,733102.7%
青葉区310,387302,769102.5%
中区146,684149,910102.2%
磯子区163,462166,347101.8%
保土ヶ谷区206,088205,93999.9%
南区197,283195,48299.1%
旭区249,018245,12798.4%
泉区155,700151,83097.5%
港南区221,559213,75196.5%
瀬谷区126,952122,00496.1%
栄区124,899119,61295.8%
金沢区209,981198,05494.3%
行政区の人口の推移(横浜市)

人口増加率が上位のグループは、西区、港北区、鶴見区、都筑区、神奈川区、緑区です。新たな商業施設がオープンし、大規模マンションも続々登場。利便性や住環境など、エリアとしての特徴はそれぞれ異なるわけですが、いずれにせよ人口流入がエリアの活力を呼び覚ます役割を果たしているのです。

これに対して、人口減少が著しいのは、金沢区、栄区、瀬谷区、港南区、泉区、旭区などになります。これらのグループでも大手デベロッパーが大小の新築マンションを発表、その街の魅力を盛んにPRし、お客を付けようと躍起になっているエリアもあります。ところが、これらの行政区が個別に発表している資料をあたっても、エリア全体の高齢化が進み、将来性に疑問符が付くところも少なくありません。

一応補足させていただきますが、人口減少が進んだ行政区に住んではいけないとか、その行政区のエリアがみんなダメだということではありません。たとえば港南区ですが、確かに昭和後期に産声を上げたニュータウンは高齢化が進み、活気がなくなっているところもあります。しかし、この行政区には横浜市の生活拠点に指定され、開発の中心地でもある上大岡も含まれます。もし上大岡までダメだと言い出したら、私も見識を疑われるでしょう。

言い訳がましく書きましたが、人口動態は広い意味でエリアの将来性を判断する材料には活用できるでしょう。そして、ファミリー向けのマンションをお探しの皆様は、子供たちが成長して巣立って行く過程でより良い生活環境を確保したいとお考えのはず。子育て中、そして子育て後も慣れ親しんだわが家に住むことを想像すれば、いつも新しい風が吹き込んでくる街に暮らす価値は大きいのではないかと思うのです。

横浜を愛するみなさまに届けー!
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