はまりぶコラム②:不動産屋の言葉遊び<売れ行き絶好調編>

目次

この不思議ワードはなんなのだ?

不動産屋というものは言葉遊びをせずにはいられん生き物のようです。まずまず順調に売れているかに見える新築物件が相手だとしても、それは例外ではありません。

たとえばここ最近、横浜市内で総戸数439戸を誇る某物件の公式サイトをご覧になられた方はいらっしゃるでしょうか。あるいはご記憶かも知れませんが、トップページにどどーんと出ますよね、このフレーズが。

400戸供給御礼
物件公式サイト(https://www.sgr-sumai.jp/mansion/r-totsuka439/)より引用(引用日:21年4月11日)

おおー、すごい。400戸以上も売れたのか!

と思った方、残念ながら素直すぎます。素直すぎて百戦錬磨の営業マンにいいようにやられかねませんので、落ち着いて見直しましょう。

いいですか? 400戸ご成約御礼!ではありませんよ。400戸供給御礼!です。

供給? そうですとも。これは総戸数439戸のうち400戸を売り出しましたよという意味です。売れたなどとは一言も言っていません。

証拠を見せましょう。私がスクショしてきた400戸供給御礼!の文字は、2021年4月11日時点のものです。このとき、この物件の公式ページの物件概要にはなんと書いてあったでしょう?

物件販売広告
物件公式サイト(https://www.sgr-sumai.jp/mansion/r-totsuka439/)内の物件概要より引用(引用日:21年4月11日)

あれれ? おかしいですね。先着順販売の部屋が41戸もありますよ? ついでに言えば、これから開始する第5期2次の販売でも、未定ながら何戸かは売り出されるようですね? 思い出してください。この物件は全部で439戸ですから、400戸成約したなら先着順販売の部屋はどんなに多くても39戸以下でなければ計算が合いません。ね? 供給御礼はご成約御礼ではないことが一目瞭然でしょう。

まぁしかし。こんな調べれば誰でも分かるところに堂々と証拠を残しているあたり、この売主は悪質と断罪するほどではありません。不動産屋が一般的に使用する人目を惹くためのテクニックです。私たち購入者も賢くなって、こういう目眩ましに騙されないようにしましょう。

念のためですが、この小細工一つを取ってこの物件が悪いと言うつもりはありません。この物件の最寄り駅の利便性、立地、設備と価格のバランス。これらを見比べれば、こちらは普通に売れる良い物件だと思います。気になる方はぜひ、この物件のまとめ記事もご一読ください。

横浜を愛するみなさまに届けー!
目次
閉じる