基本情報
(仮称)メイツ新横浜II | 公式サイト未公開 |
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売主 | 名鉄不動産 |
総戸数/階層 | 118戸/地上11階建 |
間取り/専有面積 | N/A |
住所 | 横浜市港北区新横浜三丁目22番1,2,20(地番) |
駅距離(目安) | 横浜市営地下鉄ブルーライン「新横浜」駅(徒歩約5分) JR「新横浜」駅(徒歩約8分) |
竣工時期 | N/A |
予定販売価格 | N/A |
売主よりも早く!
物件公式サイトがないうちから独自の調査を基に情報公開しちゃう見切り発車シリーズ。ドレッセ青葉荏田北フロントと(仮称)ミオカステーロセンター南IVに続く第3弾は、新横浜駅徒歩約5分の好立地に登場する名鉄不動産さんの(仮称)メイツ新横浜IIです!
II(ツー)というからには前作も存在しまして、その名もメイツ新横浜。総戸数91戸の14階建て。竣工は1997年ですから、24年も前のことです。現時点では中古も賃貸も出ていませんが、新横浜二丁目の前作は駅徒歩3分のエキチカ。目の前を走る横浜線と環状2号の騒音が気になりますが、全邸南向きの贅沢なプランが明るい陽射しをお約束します。
これに対してIIですが、こちらは横浜アリーナが鎮座する新横浜三丁目。新横浜元石川線と新横浜中央通りの2本の車道が交わる新横浜三丁目交差点に接する二面接道の立地です。この車道のおかげで南西・南東方向が開けるため、陽当たりに恵まれる住戸が多くなりそう! また、公式発表がないのであくまで目安ですが、地下鉄ブルーラインの新横浜駅からは徒歩5分程度で現地に着く点も魅力です!
…うーん。しかし、こうして無い知恵絞って書き綴っても、読者の皆様の心に響くのかは正直疑問ですね。緊急事態宣言下で自粛中のため現地写真を出せないのは仕方がないとして、やっぱり地図くらいは見ないと臨場感が湧かないというか、具体性が…。でも公式サイトがない以上、適当な地図なんてあるわけ…あっ。
(*)現場写真をご覧になりたい方は、私の盟友ハマSHIPさんがツイッターに掲載されています。ぜひ検索してください! はまりぶマイスターもついでによろしくお願いします!
そう! そうだ。今思い出しました。フフフ…、私、皆様にぜひご紹介したい物件があったのです。その名もクリオ新横浜マスタープレイス! 明和地所さんが昨年8月から売り出した新横浜三丁目の新築マンションで、驚異の値付けに関わらず高速で売れてしまい、新横浜の相場を一段と引き上げる旗振り役となった物件です。
これは気になりますね! 早速、クリオ新横浜マスタープレイスの立地を確認しますよ! ついでに、これから登場する新築物件がクリオの近くなので、建設地を確認することにしましょう!(なんたる猿芝居…。)
いざ、横浜アリーナへの道!
注目の新築、クリオ新横浜マスタープレイスの立地は下図の通りです。成り行きで地図の右上端になりましたが、片側一車線の車道(新横浜中央通り)を挟んで向かい側に横浜アリーナがあります。

明和地所さんは新横浜駅周辺にいくつもマンションを建てていまして、上図の範囲内にはクリオ新横浜ザ・ウエスト、クリオ新横浜壱番館があります。実は、ザ・ウエストのはす向かいにザ・イーストもあるのですが、ギリギリ地図の範囲外でしたので示しませんでした。同様に、ザ・ウエストから2ブロック南西側にあるクリオ新横浜弐番館も割愛しています。
さて、冒頭で話題にした1997年築のメイツ新横浜は横浜線の線路沿いの立地です。一方、(仮称)メイツ新横浜IIは、クリオ新横浜マスタープレイスと同じ並びの新横浜中央通り沿い。さらに言えばクリオ新横浜壱番館の隣地です。メイツは、マスタープレイスとは違い横浜アリーナが正面に来ないので、イベント開催日にアリーナ周辺に押し寄せる人並みや騒音の影響は軽減されそうです。
では、もう少し接近した図を眺めてみましょう。こっちは自作の図ですよ!

クリオ新横浜マスタープレイスは、正面に横浜アリーナを見る立地。南東側と北東側が接道しています。一方、当物件は南西側が新横浜元石川線(片側2車線)に、南東側が新横浜中央通り(片側一車線)に接しています。南西側には背の高い建物から駐車場までいろいろありますが、新横浜元石川線を挟むので4車線分も離れます。眺望はともかく陽射しはバッチリです! 南東側は2車線分しか余裕がなく、眼前の立体駐車場もかなりの威容なので、眺望は楽しくないでしょう。南向きの陽射しが来るだけよしとすべきか…。
北西側は11階建てのマンション(クリオ新横浜壱番館)、北東側は専門学校の建物と、高層の建物を背負う格好です。北側は眺望には関係ないと思いますが、ご参考まで。
建物の情報
立地が似ているのだから仕方あるまい、ということで、当物件とクリオ新横浜マスタープレイスを比べてみましょう。
項目 | メイツ新横浜II(*1) | クリオ新横浜 マスタープレイス | 比率 |
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総戸数 | 118戸 | 51戸 | 2.3 |
階層 | 11階建て | 11階建て | - |
敷地面積 | 1,220.43 m2 | 583.24 m2 | 2.1 |
建築面積 | 986.30 m2 | 495.08 m2 | 2.0 |
建物延床面積 | 9,310.25 m2 | 4586.36 m2 | 2.0 |
高さ | 30.85 m | N/A | - |
駐車場 | 24台 | 10台 | 2.4 |
当物件の118戸に対してクリオ50戸ですので、総戸数では当物件が2.3倍になっています。この視点で見ると、敷地面積から駐車場の設置台数に至るまでほとんど2倍前後。すなわち、当物件はクリオと同様に敷地を目いっぱい使って建物を建て、駐車場設置率も20%と最低限の台数。素敵な中庭だのゲストルームだの共用部はあまり期待できないでしょう。また、クリオに比べるとやや小振りな部屋が多くなると思われます。
予定販売価格
という情報を踏まえて価格を見ていきたいのですが、公式サイトがないので推測するしかありません。ここでも大活躍のクリオに登場願いましょう。
クリオ新横浜マスタープレイス
それにしてもカッコいい名前。このネーミングも、坪単価320万円台というトンデモ価格の物件の販促に一役買ったのではないでしょうか。この物件の前に新横浜駅周辺に登場したファミリーもしくは単身者用マンションの平均坪単価は250万円台~270万円台だったようなので、少なくとも50万円は高いわけです。坪単価が50万円違うと、70 m2のお部屋ではお値段が1,000万円も上がります。こうなると購入者層が変わってくるわけで、売り切るのは容易ではないはずですが、これがまた高速で売れたんですよねぇ…。
平均面積 | 68 m2台 |
平均価格 | 6,700万円台 |
平均坪単価 | 320万円台 |
さて、メイツ新横浜IIのお値段ですが、悪いことにクリオより駅近。そしてクリオが順調に売れたという事実から言えば、これより値上がりする可能性も大いにあります(><) 当サイトがメインターゲットと考えるご予算4,000万円~6,000万円ですと、買いに向かうのは容易ではなさそうです。新横浜駅の利便性もますます上がって資産性が高まりますよなどと煽られそうですが、予定価格を見るのが恐ろしいですね。
ランニングコスト
管理費・修繕費は当然ながら未発表です。情報を入手次第お知らせします。
評価のポイント
本稿のタイトルに書いた話を今更持ち出しますが、実のところ当物件、2016年に建設計画が発表され、19年には竣工しているはずでした。この計画は一時中断していましたが、新横浜駅周辺の住宅事情を見て、5年ぶりに再始動。今度は本格的に着工しましたので、再度の中断はないと思います。
さらっと書きましたが、新横浜駅周辺でマンションが売れると見て再始動したわけですから、クリオ新横浜マスタープレイスが強気の値段で売れた事実は当然売主の頭に入っています。さらに、22年度下期には相鉄・東急直通線が新横浜駅に乗り入れる予定ですので、新横浜駅の利便性の向上を高く評価しているでしょう。ま、こうなるとやっぱり値段は下がらんどころか、上がるなこれは…。
だんだんコメントしづらくなってきたので、日頃大してこだわらないポイントを一つ指摘します。当物件はクリオと同様に11階建てです。高さ31メートル制限のエリアなので、10階建てであれば住戸の天井高に余裕を持たせられるところ、11階建てですので天井高が低くなりがち。住んでいて不快に感じることはないでしょうが、買主としては自宅の空間には余裕を感じたいはず。こうした課題をどう解消してくるか、注目してみると面白いと思います。