【新発表】クレヴィアたまプラーザ:個性溢れる間取りに悩み、「段差のある家」の正体を憂う。横浜の高額エリアに新登場の物件とは…!

目次

基本情報

クレヴィアたまプラーザhttps://itochu-sumai.com/tamaplaza/
キャッチコピーたまプラーザ、この街と生きていく。
売主伊藤忠都市開発
総戸数/階層33戸/地上6階
間取り/専有面積1LDK~3LDK/31.85 m2~108.91 m2
住所横浜市青葉区新石川二丁目13番1(地番)
駅距離東急田園都市線「たまプラーザ」駅(徒歩7分)
東急田園都市線「あざみ野」駅(徒歩9分)
横浜市営地下鉄ブルーライン「あざみ野」駅(徒歩9分)
竣工時期2022年12月下旬
予定販売価格N/A

素敵なたまプラーザエリアから

まだまだ存在自体が知られていない感がありますが、たまプラーザとあざみ野の中ほどの立地に伊藤忠都市開発さんの新築マンション、クレヴィアたまプラーザの建設工事が進んでいます。総戸数33戸の小規模マンションながら、単身者からDINKS、ファミリーまで幅広い層に対応し、特に3LDKのお部屋は60 m2台~100 m2台まで様々な間取りを取り揃えた個性派物件。とっても素敵な外観イメージCGをご覧いただければきっとテンションが上がることでしょう。

物件の建設地は見事なまでにたまプラーザとあざみ野の狭間。こうなると名づけに関心を持たずにはいられませんが、売主の選択は「クレヴィアたまプラーザ」。なるる、駅力ではあざみ野に軍配が上がりますが、売りやすさではたまプラ有利と踏んだのか。実際、たまプラーザ駅前は素晴らしく良い雰囲気です。

近年のたまプラーザには、駅徒歩5分圏内にドレッセWISEたまプラーザ(2018年竣工、278戸)、ドレッセ美しが丘フロント(2021年竣工、68戸)など魅力的な物件がいくつか出ていましたが、これらは既に完売しています。まだ買える物件ということで、たまプラ・あざみ野エリアで販売中のファミリーマンションを下図に書き込んでみましたが、ブランズシティあざみ野(286戸)とレ・ジェイド美しが丘(90戸)はいずれもあざみ野寄り。たまプラーザ・あざみ野両駅へのアクセスを考慮すると、当物件が一番良いポジションになります。

クレヴィアたまプラーザマップ
物件公式サイト(https://itochu-sumai.com/tamaplaza/)より引用、一部改変

とはいえ、当物件の立地には若干の弱みもありますので、もう少し大きめの地図を見ながらご説明します。表記上はたまプラーザ駅の南口から徒歩7分。ところが、下図の推奨ルート通りに歩くと、まず駅南口から保育園の方に右折。次いで、上り坂のカーブを進んでファミリーマートがある交差点を渡り、新石川公園に向かいます。この辺りがヒルトップになっていて、ここから物件までが下りです。結局、駅から物件まではほとんどが上りになります。

クレヴィアたまプラーザマップ
物件公式サイト(https://itochu-sumai.com/tamaplaza/)より引用

一方、あざみ野駅は当物件から見ると低地になりますので、駅に向かう場合は延々と下り坂。反対に、帰りは上り坂になってしまうので、徒歩9分の表記以上に大変です。

当物件の販売価格は未発表ですが、たまプラにせよあざみ野にせよ、横浜市内では相場が非常に高いエリア。購入できる層は限定されるでしょう。ちなみに、物件の西側を走るは片側一車線の新横浜元石川線。この通りを越えると有名な「美しが丘」アドレスまで手に入るので、お値段がますます危なくなっていたはずです。その意味ではまだ良かったと言えるのか、あるいは結局のところ値段を見て投げる羽目になるのか、予定価格が出るまで分かりませんが…。

そこそこの高地ですが、眺望までは…

さて、地図ばかり眺めていても仕方がありません。今度は、物件の建設地を詳しく見ていきましょう! まずは公式サイトの情報を基に、近隣の建物を書き込んだ見取り図をご紹介します。

クレヴィアたまプラーザ全体プラン
物件公式サイト(https://itochu-sumai.com/tamaplaza/design.html)を基に当サイト作成

当物件は大きく分けて西向きのA~Dタイプ、南向きのE~Gタイプの二棟構成です。ちなみに、西向きの棟の上層階には、サイズの大きなH、I、Lタイプが、南向きの棟の上層階にはJ、Kタイプも設けられています。物件西側は、片側一車線の車道(新横浜元石川線)ですから陽射しは確保できるものの、その向こうに3~5階建ての集合住宅が立ち並ぶ格好なのである程度眺望が遮られてしまいます。

では南側はどうかと言えば、これまた5階建てのマンション(きさらぎビル)が正面に建っているため、中層階以下はほぼ眺望が望めない状況。しかし、当物件の方が高地にあるため、5~6階のお部屋であれば眺望も抜けそうです。という状況を示すため、まずは当物件ときさらぎビルの間を撮影した写真を掲載します。

クレヴィアたまプラーザ建設現場
物件西側を撮影

ご覧の通り、当物件が傾斜地に建っていることがお分かりいただけるでしょう。当物件ときさらぎビルとの間には、きさらぎビルの駐車場に向かうための車道があり、この分だけ建物が離れます。また、物件建設地の奥に戸建てが見えますが、この戸建ては当物件から見ると1~2階層分ほど下駄を履いているので、当物件の3~4階相当程度の高さはありそうです。

続いて、物件を見下ろす北西側から撮影した写真をお見せします。実は、物件を西側に1ブロック進んだところに東急田園都市線が走っていますが、新横浜元石川線の騒音のため、電車の音はまったく聞こえませんでした。夜中、車通りが少ない時間帯であれば聞こえるのかも知れませんが、少なくとも日中は電車よりも車の方が遥かにうるさいです。

クレヴィアたまプラーザ建設現場
物件北西側より撮影

最後の写真は、物件北側の中央線のない車道を撮影したものです。物件北側には5階建てのマンション(D’クラディアたまプラーザ)が建っていますが、こちらは陽射しには影響しません。このマンションとの間の車道を進んだ先に新石川公園がありますが、公式サイトが推奨するたまプラーザ駅への徒歩ルートは、この新石川公園の方に向かうルートです。ご覧の通り、新石川公園までは上りなので、当物件は南北方向のみならず東西方向にも傾斜していることになります。この観点ではあまり良い立地とは言えんでしょう。

クレヴィアたまプラーザ建設現場
物件北側の車道を撮影

整理しますと、当物件はDタイプの位置が最も低く、AタイプおよびGタイプの方向に上っている立地です。周囲は背の高い建物が多いので眺望の良いお部屋も少なく、新横浜元石川線もそこそこうるさいので、南向きの棟の高層階がはっきりと条件が良くなり、お値段も高騰すると予想します。

間取をチェック!

では、周囲の観察はこのくらいにして、間取りと設備を見て行きましょう! 100 m2のプレミアム住戸の間取りなんか見ても参考にならないよね…とソワソワしつつ探してみましたが、残念、そちらは未公開でした。3LDKは60 m2台~80 m2台のお部屋の間取りが公開されています。

G type

まずこの南東角部屋Gタイプをご紹介しますが、衝撃の間取りです。こんなの見たことないです(><)

クレヴィアたまプラーザGタイプ
物件公式サイト(https://itochu-sumai.com/tamaplaza/plan.html)より引用

この違和感に気づいていただけましたでしょうか。もしまだでしたら、洋室(2)と(3)にご注目ください。この動線はひどい、スマートクロゼットとやらから入室する仕様ですよ! これ、もはやクロゼットじゃなくて廊下でしょう。リビング、洋室(2)、洋室(3)に接する収納を造れるとはいえ、よほど片付け上手な方でないと足元や棚が物であふれかえります。これ、もしかすると当物件の売りの一つらしいのですが、正直言って使い勝手が良いとは思えません。

最初から衝撃の事実でしたが、気を取り直して、玄関から確認して行きたいと思います。当物件は素晴らしいことに内廊下です! 雨に濡れない点も良いですが、わが家に帰るところを外の通行人から見られないので、セキュリティが高いのも嬉しいポイント。また、ハンズフリーキー(Tebraキー)を採用しているため、自宅の玄関をノンタッチで開錠できます! 

ただし、ハンズフリーキーは各住戸1本という記述もありましたので、家族の人数分揃えようとすると有償オプションになる可能性が高いです。ハンズフリーキーはとても便利なので、有償でもぜひ導入することを勧めます。さらに各住戸に宅配ボックスも付くのですね。さきほど見たトンデモ仕様のクローゼットとは打って変わって優れた玄関周りの設備に驚きを隠せません。

入室するとシューズインクローク、物入、納戸と収納がわんさかついていて、専有面積の割に収納を工夫している跡が窺われます。5.5畳の洋室(1)は大変良い形でしかもウォークインクロゼット付き! 角部屋の特権として東側にサービスバルコニー(エアコンの室外機置場)も付きますので、北向きの部屋ながら明るくなりますね。

リビングは10.1畳。洋室(2)と(3)はそれぞれ4畳。頑張ってはいるのですが、少々手狭ですね。スマートクロゼットという名の廊下にスペースを持って行かれているせいもありますか。

キッチンは急に仕様が良くなり、ディスポーザーも食洗機も付きます! 総戸数33戸の小規模マンションでディスポーザーを採用する例はなかなか見ないので、他所とは明確に差別化されています。維持費が気になりますが、ディスポーザーはぜひ欲しい設備なので高評価です。シンク上には吊戸棚も付いていますので、満足の仕様でしょう。

パウダールームは三面鏡、リネン庫、洗濯機上の吊戸棚と欲しい物はきちんとついています。ただし、左開きの開き戸に問題があり、ドアを開くと三面鏡の前面が塞がります。なぜ右開きにしなかったのだ。どう考えても逆でしょう。珍しいことに洗面台と洗濯機置場の間にカーテンレールが付いていますので、必要に応じて目隠しができる仕様になっています。浴室は1418(1.4 m×1.8 m)ですから、60 m2台中盤のお部屋にしては大きめのサイズです。

トイレは詳しい仕様が未公表ですが、図面を見る限りは手洗いカウンターがあります。見た目すっきりタンクレストイレになる可能性もあり、良い仕様を期待できそうです。

バルコニーはスロップシンク付き! ガーデニングに洗い物に、あれば何かと便利な設備です。

D type

続いては70.04 m2のDタイプ。こちらは西向きですが、角部屋なので南側にも窓が付きます。

クレヴィアたまプラーザDタイプ
物件公式サイト(https://itochu-sumai.com/tamaplaza/plan.html)より引用

南側に窓が付く利点を生かし、リビングをお部屋の北寄りに、洋室(1)~(3)を南寄りに集めています。その恩恵で洋室(1)~(3)はいずれも明るさを望めることになりましたが、せっかくの角部屋リビングが西向きの窓のみ。せめて洋室(3)との間をウォールドアにするなりして、リビングと連結できる形にしても良かったのではないかと思います。

Gタイプで衝撃を受けたスマートクロゼット(と言う名前の廊下)は省かれました。良かったです。ところが、リビングには申し訳程度の物入れ。洋室(3)にもない方がマシなんじゃないかと疑いたくなる小さなクロゼット。洋室(2)の開き戸もクロゼットの扉に掛かって使いにくいという至れり尽くせり…じゃなくて、目を覆いたくなる仕様で、これじゃお客さんにウケないんじゃないかと心配になります。洋室(1)は…まぁまぁ過ごしやすいかなと思いますが。

そういえばGタイプでも気になったのですが、バルコニーがフラットになっていません。もしかすると立地の傾斜が影響しているのか…と思ったりしますが、図面だけだと分かりませんな。

J type

最後に南向き5階もしくは6階のみのプレミアム住戸、80.44 m2のJタイプです。階下のE~Fタイプにまたがるように配置されるため、ワイドスパンの住戸になっています。

クレヴィアたまプラーザJタイプ
物件公式サイト(https://itochu-sumai.com/tamaplaza/plan.html)より引用

宅配ボックスの位置が玄関からやけに遠いぞ、しかもこれ、動線考えると、エレベータで上ってきて、玄関が先に出てくる配置じゃないか。わざわざ玄関の扉をスルーして宅配ボックスを覗きに行き、荷物何もなかったぜって引き返してきて部屋に入るとかいう順番になるんじゃない…よ…ね?

こんなにツッコミどころ満載の物件もなかなか見ないのですが、このお部屋自体は廊下に沿って東から西にリビングと各洋室が順々に配置されたプライバシー重視な造りで、全部屋に南向きの窓が付くとっても明るい仕様。リビングも余裕の13.6畳という点を考慮してか、洋室(3)との間をウォールドアなどにはせず、固定壁としています。北側に窓が一個もないぞと突っ込もうかと思いましたが、そういえば当物件は内廊下。窓なぞ造っても陽が入らないんでした。

リビング・ダイニング・キッチンに物入やパントリーが何にもないのは気になりますが、シンク上の吊戸棚に加えて、オプションで食器棚を付ければ何とかなりますかね。

洗面室はもしかすると三面鏡じゃない感じですが、詳細が分からないのでレポートできず。とりあえず、GタイプやDタイプとは図面が違うよとだけ書いておきます。

浴室は80 m2台の専有面積に相応しく、1620(1.6 m×2.0 m)と余裕のサイズとなりました!

予定販売価格

当物件の予定販売価格は未公表ですが、たまプラーザやあざみ野の物件はとてもお高いです。いくつか参考になりそうな情報をお見せします。

レ・ジェイド美しが丘

まずはあざみ野駅徒歩6分のレ・ジェイド美しが丘。たまプラーザ駅も徒歩12分です。20年6月に竣工した総戸数90戸の中規模マンションですが、まだ完売に至りません。競合や売主のブランド力もあるかと思いますが、やはり価格。6,000万円~8,000万円のお部屋はそう簡単に売れませんね。

平均面積66 m2
平均価格7,100万円台
平均坪単価350万円台
マンションエンジン(https://www.manen.jp/mansion/57554)より引用

ブランズシティあざみ野

もう一方の物件ははっきりとあざみ野寄りとなるブランズシティあざみ野。あざみ野駅までの距離は徒歩7~8分。総戸数286戸の大規模マンションですので、完売に時間が掛かるのはやむを得ません。しかしこの平均価格は何だね? 平均で8,200万円とか意味分からんな…。庶民に用はないと言わんばかりのお値段です。

平均面積74 m2
平均価格8,200万円台
平均坪単価360万円台
マンションエンジン(https://www.manen.jp/mansion/56617)より引用

周辺エリアの相場

今しがた見た通りとんでもない価格になるのがこのエリアであって、SUUMOから持ってきた相場情報もこんな感じです。どうにもなりませんな。当物件はレ・ジェイド美しが丘と同程度の坪単価350万円台と仮定してみますと、70 m2前後のお部屋は7,500万円見当ですかね。

エリア平均駅距離平均価格平均坪単価(*1)
たまプラーザ5.1分7,687万円362万円
あざみ野10.4分 6,869万円 324万円
スーモ新築マンション2020.3.3号より引用、(*1)平均価格より算出

ランニングコスト

管理費・修繕費等は未発表です。駐車場は14台(うち、機械式12台)、駐輪場は40台とアナウンスされています。坂の多い立地なのでせめて自転車は欲しいですが、総戸数33戸に対して40台ですからあまり余裕はないですね。

評価のポイント

人気のあざみ野・たまプラーザエリアの物件ですが、どうにも使い勝手が気になります。典型的な田の字型には満足できない方には個性的で面白い間取りが揃うものの、洋室や収納の配置には目を瞬かせるものがあり、どう評価すべきなのか…。また、まだ情報がなく詳細不明ですが、公式サイトには「段差のある家」という表記もありました。お部屋の中に段差がある様子はなかったのですが、これは何を意味するのでしょうか。居住性に障るものでなければよいのですが。 

あざみ野にせよたまプラにせよ、横浜市内では相場が非常に高いエリア。価格は荒れ狂いそうです。何事も横浜視点で考える私はあざみ野駅へのアクセスを気にするわけですが、坂の上り下りが必須の立地なのでネガティブ。かっこいい外観や優れた住戸設備には惹かれるものの、相場よりもよほど安くなければ推しはしないと思います。むむむ、せっかく調査したのに残念です。

ちなみに、物件の近所を見ると、商業施設はすぐ近くにケーズデンキがある程度。便利なスーパーがない点でも押しが弱い立地です。ただし、物件至近の新石川公園だけは違います。ザ・高台で、とても明るく、広く、子供たちものびのび遊べる素晴らしい公園。これには感激しましたので、写真をお見せして結びとしたいと思います。

新石川公園
新石川公園の長大な滑り台
新石川公園
新石川公園からのあざみ野の眺め

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