はまりぶ式宝探し<3>情報分析の要諦

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資料請求で分かること

売主によりますが、資料請求後は概ね1週間以内に角型2号封筒に入ったA4サイズ(もしくはそれ以下程度のサイズ)の資料が自宅に送付されてきます。その中には、しばしばコンセプトブックという冊子が入っており、以下のような情報が記載されています。

  1. 物件のイメージ、セールスポイント(駅近、明るい、広い、高台、角部屋率など)
  2. アクセス(電車、バス。最寄り駅の宣伝なども含む)
  3. 物件の全体像(何棟建つのか、中庭や共用スペースはあるのかなど)
  4. 設備の優秀さ(キッチン、バス、リビング、収納等に関する物)
  5. 間取りの例(モデルルームの間取り他、数例)
  6. モデルルームと同等の間取りを買う場合のローン返済例

なんだ、公式ページとあまり変わらないなと思った方、正解です。資料請求をしたところで、公式ページでも手に入る情報がほとんどと考えて差し支えありません。ただし、早い時期から資料請求をしておくと、資料請求者のみアクセス可能な(パスワード付きの)公式ページの案内や、モデルルームを優先的に見学できる招待状などが送られてくる場合がありますので、無駄ではありません。

このほか、販売時期が進み、竣工前後になると、以下のような資料も同封されている可能性があります。

  1. 契約者の声
  2. まだ契約できる部屋の間取りや価格の例

契約者の声は意外に参考になります。なぜかというと、たとえば駅からそこそこ遠い物件の場合、「駅近が魅力で契約しました!」のようなアンケート結果はまず出ませんし、高台の場合は坂道、線路や工場に近い場合は騒音や夜道の危険性、商業施設に近い場合は平日・休日の道路の混雑などに関する感想が紛れている可能性があります。公式サイトで盛んに宣伝していた設備がスルーされていたりしたら、案外ウケなかったのかと分かる場合も。もちろん、このような情報は実際に現地に行って確かめるべきですが、自宅から遠い物件を検討する場合は役立つでしょう。

現地に行かなければ分からないこと

とはいえ、資料請求だけでは十分な調査はできません。当たり前ですが、営業マンは見込み客に会いたがっています。モデルルームや現地の建物を案内して物件の魅力を伝え、お客の関心度や懐事情を探りつつ売り込みたいのです。したがって、資料請求をしただけでは絶対に入手できず、お客さんが現地に足を運びたくなるようなお土産=来場者にだけ公開する限定情報をストックしています。さて、それはいったいどんな情報か、想像がつくでしょうか。

もったいぶっても仕方がないので、早速お答えしましょう。その情報とは、以下の3つです!

  1. 成約状況
  2. 販売計画
  3. 部屋ごとの販売価格

①はすなわち、対象の物件がどれだけ売れているかを率直に証言してくれます。あなたが狙っているのはどんな物件でしょうか。たとえば総戸数400戸もの大規模マンションだとして、それが今何部屋売れていて、まだ買える部屋はいくつあるのかという情報があからさまに分かるので、物件の人気度が推察できます。

②は現在売り出している部屋(つまり、今すぐ契約できる部屋)と、次期以降に売り出す部屋や販売時期に関する情報です。今現在売りに出ている部屋の中に気に入ったものがなくても、次期以降にあなたが希望する角部屋や高層階の広い部屋などが売り出されるかも知れません。このような情報にアクセスできるのは、現地を訪問した人の特権です。ただし、売主は物件の売れ行きを見て販売時期を柔軟に調整するのが普通です。そのため、希望の間取りが今後売り出されるという情報は得られても、それがいつ売り出されるかは目安しか教えてくれないこともあります。

③はおそらく一番気になる情報ですね! 販売中の住戸であれば、一万円単位まで正確に教えてくれます。たとえば、3階のCタイプの部屋なら3,980万円とかいったようなものです。階層や日当たり、方角、角部屋、専用庭やルーフバルコニー付きなど様々な要素を考慮して値付けがなされていますが、売主の気持ちが表れているので見るだけでもとても楽しいです。

たとえば、メインの開放面が南向きのマンションだとして、同じ階層の東西の端の角部屋ではどちらが高いでしょうか? 西日がきつそうだから東の方が高そうだと思いますか? しかし、そのマンションは西側の眺望が開けていて、南西角住居の方が価値が高いかも知れません。売主は、当然ですがその建物に精通しているため、一部屋ごとに根拠のある値付けをしています。実際の販売価格を見て、売主の心理を窺うことは大変勉強になります。

現地に行かないのはもったいない

ここまで読んでみると、現地に行って話を聞く方が面白そうだと思いませんか? 事実そうなのですが、物件探しに不慣れなうちにモデルルームに行ってしまうと、口が上手い営業マンに負けてしまいそうだと感じるでしょうか。ふむ、あまり心配することはないのですが、もしそういう不安があるなら、次回はモデルルームでは実際に何を聞かれるのか、どんな話になるのかご紹介することにしましょう!

横浜を愛するみなさまに届けー!
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