基本情報
プライム金沢文庫 | https://prime-kb.jp/ |
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キャッチコピー | 未来を彩る「暮らしの答え」を。The ANSWER |
売主 | 京浜急行電鉄 |
総戸数/階層 | 106戸/10階建て |
住所 | 横浜市金沢区泥亀1丁目63-1番(地番) |
駅距離 | 京急線「金沢文庫」駅徒歩8分 |
竣工時期 | 2023年2月下旬 |
平均価格/平均坪単価 | N/A |
特急増結車・始発駅にプライム見参
数の上では京急線1本しか利用できない金沢文庫駅ですが、特急ならば横浜駅まで15分、品川駅まで33分とまずまずの距離感。しかも、いわゆる増結車が繋がる駅でもあるため、通勤時は座席も確保。京急線内では上位の乗降者数も頷けます。このエリアに登場する京浜急行電鉄さんのプライム金沢文庫は、18年11月に竣工した総戸数323戸のザ・パークハウスオイコス金沢文庫以来の大型物件ですが、コチラの竣工は23年2月下旬となるため、時期としてはだいぶ離れます。
ザ・パークハウスオイコス金沢文庫は、総戸数の多さがたたって竣工後2年半を迎えようとしている現在でもまとまった在庫を抱えている状態。ライバルの苦戦をしっかり分析し、京急さんには価格と設備の面で納得の回答をお願いしたいものです。資料請求済みの方には案内が行っていますが、プライム金沢文庫のモデルルームは4月24日にオープン予定。初動でどの程度の評判になるか楽しみです。私も参加後にレビューしたいと思います!
ちなみに住所ですが、京急線「金沢文庫」駅から徒歩8分の金沢区泥亀1丁目になります。どろかめ…? イヤイヤ、こう書いて泥亀(でいき)と読みます。件のオイコスが泥亀2丁目ですから、幹線道路の国道16号(横須賀街道)を挟んでライバルが東西に並び立つ格好。規模ではオイコスが圧倒していますが、最新設備を備えたプライム金沢文庫がどう戦うか、見ものですね!

見学前の予備検討:災害リスク
ところで、泥亀(でいき)という住所を聞けば、何やら水災がありそうだな…という予感はするわけです。これは別に煽っているわけではなく、当然の発想だと思います。考えてみれば最近は災害がすさまじく、武蔵小杉のタワーマンションが浸水してブラックアウトしたり、大船駅前が広範囲に浸水したりと、想像を超える事態も起こっています。
したがって、少なくとも行政が発表しているハザードマップくらいは目を通しておくべきでしょう。金沢区が発行しているハザードマップのうち、プライム金沢文庫周辺でひっかかったのは以下の3点。土砂災害は心配ありませんでした。
- 津波ハザードマップ
- 浸水(内水・洪水)ハザードマップ
- 液状化マップ
まず津波ですが、多少の影響は受けるエリアになります(金沢区さん、もう少しでいいんで、解像度の良いマップがあると嬉しいです…)。海に近い以上は当然ですが、こちらは直接太平洋に面しているわけではなく、湾内になりますので、たとえば湘南などのエリアに比べれば影響は小さいです。

津波以外にも、浸水の可能性は気になりますね。例の武蔵小杉や大船、戸塚などのエリアで冠水被害が出たのも、内水氾濫が原因でした。解像度が低くて断定しづらいのですが、内水、洪水のいずれのハザードマップでも、30年に1度の大雨が降ればわずかながらの道路の冠水があるか…という程度に見えます。ただし、徒歩2分の八景小学校は、洪水時に一部の階が浸水する可能性ありとの注釈がありました。

最後に液状化ですが、元禄型関東地震、東京湾北部地震、南海トラフ巨大地震の3通りの想定で液状化マップが出ています。もちろん、想定する地震ごとに液状化マップが異なるのですが、プライム金沢文庫周辺に関してはどのケースでも同様でしたので、代表して元禄型関東地震の想定ケースをご紹介します。市立八景(小)の文字がある辺りが物件の所在地ですが、危険度が低い黄緑色のエリアになるようです。湾岸に比べれば危険度が遥かに低いという理解でよいでしょう。
